体感温度・風速・湿度の関係の考察&計算

暑さ寒さに関係してくるものとして、標高の次に、ここでは体感温度・風・湿度の関係について考察していきたいと思います。風速・湿度の変化で、体感温度はどのように変化するのでしょうか。
温度計
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約-1.0℃/m <体感温度と風速>

この数字は、風速と体感温度の関係を表したものです。数字の意味は、気温が同じだとしても、風速が1m/s増せば、体感温度が約1.0℃下がるということを表しています。 このことから、猛暑日のような暑い日でも、標高の高さだけでなく、そこに更に風が加われば、ゴルフがより快適にプレーできるということになります。 ただ個人的には、あまり暑い日や湿気の多い日の風は逆に不快に感じて、体感温度は下がらない(不快指数が上がる)気もしますし、何より風が強すぎる日のプレーはスコアメイクが難しくなります(上達したいなら、そういう環境下でのプレーも必要なんでしょうけど…)。

約‐1.0℃/‐20% <体感温度と湿度>

今度の数字は、湿度と体感温度の関係を表したものです。数字の意味は、気温が同じだとしても、湿度が20%下がると、体感温度が約1.0℃下がるということを表しています。 風や湿度で体感温度が下がるのは、ともに体から発せられる熱(体熱)が関係しています。風が強かったり湿度が低いと、汗が蒸発しやすくなり、それにより体熱が放散して体感温度が下がるのです。

体感温度と風速と湿度の公式

風速と湿度から体感温度を算出する「ミスナール改良計算式」という公式があるので、実際にいくつか計算してみたいと思います。
ミスナール改良計算式
ミスナール改良計算式1 ミスナール改良計算式2
Tm:体感温度(℃) t:気温(℃) v:風速(m/s) h:湿度(%)
計算結果
風速0 湿度80 風速0 湿度30 風速5 湿度80 風速5 湿度30
気温35 体感33.2 体感28.2 体感32.2 体感27.4
気温30 体感29.1 体感25.1 体感25.6 体感22.1
気温25 体感25.0 体感22.0 体感19.0 体感16.8
気温10 体感12.7 体感12.6 体感-0.90 体感0.90
*単位はミスナール改良計算式と同じです。
*ご自分で計算してみたい方は、CASIO運営サイトの「ke!san」が便利です。
ずいぶん涼しいと感じだけど、こんなものなのかな?皆さんはどう感じたましたか。まあ、参考程度にって感じでしょうか。 最後に補足を少々付け足しますと、体感温度には「気温」「風」「湿度」以外にも、「日射」や「地球表面から放出される赤外放射(地面放射)」なども影響を及ぼします。興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
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